【Concept】
遊びをせんとや生れけむ
戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声聞けば
わが身さへこそゆるがるれ
「梁塵秘抄」
「都立明治公園のある千駄ヶ谷はもともと見渡す限りの茅野原で、日々、千駄(たくさん)の茅を刈ったことから、この地名となったと言われています。2月は茅刈りの季節でもあり、原っぱとなったこの場所で子どもたちも遊びまわっていたのかもしれません。今回のイベントでは古来より日本での生活に欠かせなかった素材である藁や竹など自然の素材を使用したプリミティブな遊具を展開し、自然の素材の温もりを感じながら遊んでいただければと思います。
職人という存在が身に宿している技術は、自然と語らい、戦い、許し合い、そして大いに遊んできた中で培われた、自然と人との間で結ばれたお作法のようなものです。自然の素材の美しさと、職人の技の美しさ。そしてその両方が出会って紡がれた空間で、自分の内なる自然を解放して、大いに遊んでもらえたらと思います。そして遊ぶ子どもたちが呼び水となって、大人たちも内外の自然との遊び方を思い出してほしい」
(#StrawPlayground ディレクター くさかんむり 相良育弥)
登ったり、降りたり、くぐったり、寝ころんだり、隠れてこもってみたり、金属やプラスチックの遊具にはない生の素材ならではの匂いや柔らかさ、湿度や温度で変化する素材感を楽しんでください。
【Profile】
くさかんむり
神戸市北区淡河町を拠点に、伝統的な茅葺きの修復から現代的な茅葺きへの挑戦、より多くの方々に茅葺を知ってもらうためのワークショップやセミナーを開催。建物だけにとどまらず、様々な方向から茅葺きの持つ可能性や魅力を探り、引き出し、磨き上げて、今を生きる人達にお届けするという目的を共有した職能集団です。
相良育弥
1980年生まれ。株式会社くさかんむり代表。茅葺き職人。
平成27年度神戸市 文化奨励賞/第10回地域再生大賞 優秀賞/ジャパンアウトドアリーダーズアワード2020 優秀賞/第14回創造する伝統賞
くさかんむり
【Outline】
PLAY EARTH PARK #StrawPlayground
開催期間:1月31日(水)~2月12日(月・祝)
開催時間:10:00 ~17:00
会場:都立明治公園 希望の広場
※ 当日の混雑状況などはPLAY EARTH PARKのInstagram (@play_earth_park)をご確認ください。
無料で遊べる遊具の他に、茅や藁を使った下記ワークショップをはじめ、読み聞かせや本のギフトイベントなど様々なイベント等を開催します。ぜひご参加ください。
【Workshop】
2月3日(土)
「Plant Pillow – 茅枕をつくる」
伝統的な茅葺きの修復から、コンテンポラリーな茅葺きの実践まで、茅葺きの持つ可能性や魅力を創造し続ける職能集団「くさかんむり」と一緒に茅で枕をつくります。ススキやヨシ、稲わら、小麦わらなどを総称する「茅(かや)」を束ねて、結んでつくる枕。茅はどんな手触り、どんな匂いがするでしょう。公園広場で、つくった枕で横になり空を眺めてみてください。
日時:2月3日(土)11:00~12:00 / 14::00~15:00
講師:くさかんむり 相良育弥
対象:3歳~大人 ※小学生以下は保護者同伴
定員:各回10名
開催場所:PLAY EARTH PARK WONDER STORE 都立明治公園
参加費:¥3,300(税込)
持ち物:汚れてもよい服、防寒着
参加方法:下記リンクよりレゼルバにて事前予約。当日空きがあればその場で申込可能。
2月10日(土)/11日(日)
「Weaven Bottle Basket – 瓶かごを編む」
い草の生産地で、花ござ発祥の地でもある岡山県倉敷市で1886年に創業した須浪亨商店。5代目となる須浪隆貴さんは、イ草でつくる伝統的ないかごや鍋敷き、瓶かごなどをはじめ、い草の道具を丁寧に製造し続けています。
5代目の須浪隆貴さん指導のもと瓶かごづくりに挑戦します。自ら手を動かして編むことで、畳の材料でもあるい草の特性やものづくりの知恵と技術を感じてみてください。
日時:2月10日(土)/11日(日) 両日とも 11:00~12:30 / 14:00~15:30
講師:須浪亨商店 須浪隆貴
対象:小学校高学年~大人 ※小学生は保護者同伴
開催場所:PLAY EARTH PARK WONDER STORE 都立明治公園
定員:各回8名
参加費:3,300円(税込)
持ち物:汚れてもよい服、防寒着
参加方法:下記リンクよりレゼルバにて事前予約。当日空きがあればその場で申込可能。